ペルセ群や冷却カメラのテスト・・何度も撮影に出かけた8月
8月も最終盤になりました。台風が来ましたが皆様はご無事でしょうか。
こちらは幸いにも大した被害もなく、いつもよりちょっと雨が多いくらいでした。
ただし物流が止まってしまい、赤道儀(というかコントローラー)の不具合対策を
してもらおうと思ったのですが、数日ほど発送作業が遅れてしまいそうです。
それはともかく・・8月はそこそこ晴れましたので結構頻繁に撮影に出かけておりました。
合計で7夜程度だったかな?レビューを依頼いただいた機材もあって、テストに奔走です。
もちろん、今年はそこそこ条件が良いという事でペルセウス座流星群も撮りにいきました。
まぁ、そこそこという感じでした(笑)ただし僕が撮影した日よりも前日の方が・・
活動推移のグラフを見ても予想時刻よりも若干前倒しの傾向があるみたいですね。
ちなみにこちらのレンズはレンタルさせていただいたもので、最新の超広角ズームです。
最近のミラーレス用レンズというだけあって、非常に高性能なものです。
詳しいデータも取れましたのでまた後日、星空実写アーカイブに載せたいと思います。
そしてこれだけではなくさまざまな機材テストをしました(まだ公開できないのもある)。
一番、大きかったのはSVBONYさんの冷却CMOSカメラ、SV605MCです。
SV605MCの特徴:IMX533搭載モデルでは最安価!
このカメラはIMX533センサーを搭載した、モノクロ冷却CMOSカメラです。
形状はスクエア(1:1)、サイズは1インチ、天体専用の冷却カメラでよく使われます。
裏面照射型のため感度も民生用のセンサーとしては比較的高いと言えるでしょう。
見た目はこんな感じです(埃がつくので本当はあまり開けっぱなしにしない方がいい)。
センサーサイズはイメージング用としてはかなり小さい部類ですが、その分少し安価・・
と言ってたのも今は昔。ここのところ特にモノクロは10万円を下回らなくなりました。
それに対しSV605MCは今の所それを下回っています。セールに加えて
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従って最も安価にIMX533のモノクロバージョンを楽しむことができるカメラなのです!
(ちなみにカラーバージョンも登場していて、こちらはセール中に7万円程度で購入できます)
とりあえずLRGB合成を試してみた感想
専用カメラはとにかく掘り始めると止まらなくなってしまうのですが(笑)
とりあえずこんなに安くてもちゃんと撮れるよ、ということを記しておきます。
まずは次のすばるをご覧ください。
光軸バグってたり画像処理途中で投げ出していたりとツッコミどころは満載ですが(苦笑)
ひとまずこの安価なカメラでも星空を表現できそうなことはわかりました!
特に偽色は原理上一切出ないため、星一粒一粒をしっかり描ける点が大きな魅力です。
またモノクロL画像は単純にカラーの3倍感度があるため、SNがはっきり上がります。
一方でデメリットとしては画像処理をはじめ、とにかく一筋縄では行かなくなること。
理屈はわかっていてもいざ実行するとなれば、いろんな障害が立ちはだかってきます。
特にフィルターは良いものでなくてはならず、今回もAstrodonのIシリーズを使用。
これが高価なもので(カメラより高いかも!)さらに最近は入手が難しい状況です。
次の新月期に向けて・・
とまぁ、こんな感じの日々を最近は過ごしておりました。
特に冷却周りは環境構築から・・という状態で、かなり時間かけた記憶が蘇ります。
その分、やはりデジカメとは全く違う世界がそこにあるような気がしました。
まだまだ現時点では課題が山積み(パラメータやソフトなど)の状態ですが・・
もう少しそのあたりがまとまってきたら、また来月、改めて紹介したいと思っています。
今から次の新月期が楽しみ、と思っていたらいつの間にか目前に迫っているようです!
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