星空実写テストで感じた NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II の進化!

天体写真(機材)
今年に入ってリニューアルされたNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II。この度ニコンイメージングジャパン様に貸し出しいただき、星空実写テストをしたのですが・・明らかに初期型から改善され、ズーム全域で非常に高い光学性能を示してくれました!

早くもリニューアルされた大三元・望遠ズームレンズ

今年に入った頃でしょうか。新・NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 が発表されました。

Zマウントのスタートからまだ10年経っていないですが、早くも大三元の一角を更新・・

ちょっとびっくりしたものですが、確かに改善の余地は少しあるかなと思っていました。

Enif
Enif

初期型のレビューがこちら。高性能なレンズでしたが、うるさいことを言うと青ハロがやや残っていました。コレは二倍テレコンを使い、野鳥を撮ると特に目立ってくるという印象でした。

そしてこの度、ニコンイメージングジャパン様から、新70-200mmを貸し出し頂きました。

実は二倍テレコンも同時に貸し出しいただき、野鳥も撮ってみたのですが、その時から

「あ、明らかに鳥の輪郭がくっきりした・・」

と言う手応えがありました。さて、星空実写テストではどのような結果になるでしょうか?

以下に各焦点域で確かめてみました。結論から言うと・・かなり、やります。このレンズ!

星空実写テスト(フルサイズ2400万画素)

それでは早速、星空実写テストの結果をご覧いただきましょう。ボディはNikon Z6です。

(なお、残念ながら梅雨時期のため長時間の撮影はできず、テストしかできませんでした。)

ワイド端(70mm F2.8)

露出時間は30秒です。もちろん、赤道儀に載せて追尾しました。画像処理はほぼ撮って出し。

プロファイル補正やシャープ処理、BXTは一切しておらず光学性能をほぼ反映しています。

この段階で周辺減光は認められるものの、星は非常にシャープに写っている事がわかります。

四隅等倍チャート(70mm F2.8)

そしてこちらが4隅等倍チャートですが・・とんでも無く良く写っていると思いました!

中央から周辺まで、ほぼほぼコピペ。旧型の方は色滲みありましたが、それもほぼ消えた!

F値こそF2.8ですが、写りは単焦点と比べてもなんら遜色ないレベルになったと感じます。

テレ端(200mm F2.8)

次にテレ端ですが、こちらも赤道儀に載せて30秒追尾して撮影しました。画像処理も同様。

こちらも欠点らしい欠点がこのサイズでは見えない、非常にシャープだという印象ですね。

四隅等倍チャート(200mm F2.8)

そしてこちらが四隅等倍チャートですが・・ワイド端と同様、非常にシャープに見えます!

何が恐ろしいって、一本のズームレンズでこれを実現していることです。

もちろん単焦点は明るくて良いのですが、写りは勝るとも劣らないレベルになってきました。

Enif
Enif

ズーム全域で初期型から大幅に改善されたという印象でした!唯一、この点だけは仕方ないのですが、明るい星が少し割れる。欠点らしい欠点はコレくらいで、本当に中望遠の単焦点を何本か持っているような印象です。

絞りの効果

ということで、リニューアルされたNIKKOR Z 70-200mm。明らかに良くなっています。

開放F2.8でこの写りなので、正直、絞る意味が薄い気はしますが、一応確かめてみました。

ちなみに中間域も確かめたかったので、焦点距離は135mmにセットしました。

全体像(F2.8 V.S. F4)

・F2.8

・F4

撮影設定や現像パラメータはどちらも同じです。よって絞った分だけ暗くなりますが・・

それ以外の違いは周辺減光くらい。星の写りはほとんど変わらないように見えます。

もう使い古されてしまったワードかもしれませんが「開放からシャープ」なレンズですね。

四隅等倍チャート(F2.8 V.S. F4)

・F2.8

・F4

次に四隅等倍チャートで見比べてみたのですが・・その差は本当にごく僅かですね。

とはいえ絞った方が、ほんの少しだけシャープになります。ほんの少しだけですが。

今回は2400万画素の機種で撮影しましたが、高画素機であれば顕著になるかもしれません?

Enif
Enif

絞りの効果は確かにありますが、星像に関しては本当に微々たる変化でした。ただし星野写真では中央と周辺のSNはできるだけ近い方が画像処理しやすいので、特にワイド側は絞る意味もあるかもしれません。

欠点は・・お値段くらい笑

ということでリニューアルされたNIKKOR Z 70-200mm f/2.8の星空実写テストでした。

その結果

旧型に比べ明らかに光学性能が上がった

という事がわかりました。色収差が大きく軽減され星が一段とシャープになった印象です。

おまけの野鳥写真。二倍テレコンバーターを使っても画質の劣化はほとんど感じなかった!

繰り返しになりますが、これは二倍テレコン使用時にも確かな手応えとして感じられました。

全体的に小型・軽量化された事ですし、欠点らしい欠点は無いと言いたいところ・・

ですが、お値段は約40万円と旧型に比べて10万円以上、高価になってしまいました( ゚д゚)

まぁ単焦点数本分と考えれば、コスパは良いと言えるのかもしれませんけどね。

基本的にプロ向けですし仕方ないかもしれませんが、初期型よりお高くなった事は確かです。


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