小型マクストフカセグレンMAK127(現Skymax)
望遠鏡は底なし沼です。ちょっと観望したい時からガッツリ撮りたい時まで。
様々な形の筒が用意されており、大抵は用途に応じて使い分けていることでしょう。
高価なものは青天井ですが、こと安くなればなったで溢れる選択肢に迷うもの。
今回はそんなお求めやすい望遠鏡の中からマクストフカセグレンにスポットを当てます。
MAK127(現在はSkymaxの呼び名に)と呼ばれる五万円あればお釣りがくる一本です。
名前の通り口径は127mm、焦点距離は1500mmと長焦点系の望遠鏡となっています。
にもかかわらずカセグレン系の良いところで同クラスの屈折よりずっとコンパクトです。
また値段の割にそこそこ月・惑星が映るということで一定数の評価を得ているようです。
マクストフカセグレンでカワセミ!?
さて今回は以前よりずっとレンタルさせていただいているMAK127。
もちろん天体にも何度か向けましたが、以前より仲間内で野鳥にも使えるのでは?
と何度か議論していました(というか先輩にご教授いただいた、が正しいです)。
しかしどうにも昼間の景色は白っぽく、長い間、中々その性能を引き出せませんでした。
色々原因を探るとどうもバッフル内がかなり明るくて光を強烈に反射するんですね。
そこで植毛紙を貼り付け、さらに浅い被写界深度改善のため100mm絞りを作りました。
この辺りはまだ仮の改造なのでもう少ししっかりしたらその詳細はおいおいです
(おそらくですが野鳥だけでなく明るい天体に対してもかなり効果があると思われます)。
解像度自己ベスト更新!望遠鏡で撮ったカワセミ
対策は施したものの中々見れなかったカワセミ。。ですが先週、ようやく機会が来ました
(その後一週間はほぼ同じ時間、同じ場所にいましたがいつの間にか姿を消しました)。
なおアイキャッチ画像は目元付近の拡大となります。これは自己ベスト更新の解像!
今まで望遠鏡を使ったカワセミ撮影を何度か試みましたがここまで撮れたのは初めて。
しかもそれがたった五万円の望遠鏡で達成されたことは驚きというほかありません。
課題があるとすれば当日は強風でその分やや被写体ブレが出てしまったことですかね。
SS遅いのである程度のブレは仕方ないのですが凪であればもっと「止まる」はずです。
また撮りに行きたいのですが忽然と姿を消してしまったのでしばらくお預けです。。。
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