一眼レフと望遠鏡の相性
最近はデジカメもほぼミラーレスへ移行が完了したとみて良いでしょう。
ペンタのような変わり者は除いて、一眼レフ製品はほぼ生産をしていない様です。
これは天体写真にも良い影響を与えていて例えばレンズはよりワイドに、より明るくなりました。
ただ、肝心の天体モデルはまだ一眼レフ機D810Aが使われている場合が多く、僕もその一人です。
カメラの性能自体は大変優れていて画素数的にも最近の光学系とマッチしやすいんですね。
しかし、次の画像をご覧ください。
これはSS13028HNTに取り付けていわゆる「フラット」を撮影したものです。
上下が暗く減光していることがお分かりでしょうか?これがミラーボックスケラれです。
特に明るい望遠鏡で問題になることが多く、よほど上手くやらないと補正が難しいです。
また、補正したところで光は減ってるわけですからSN的には悪化してしまうんですね。
これはちょっとしたジレンマですが、じゃあということでオプションを用意してみました。
N/G to NEX (Nikon F -> Sony E) マウントアダプター
一眼レフ機で問題になるならミラーレスを使えばいいということで、とりあえず手持ちの
Sony Eマウント機を接続するためにこんなアダプターを買いました。
なんといってもお値段が魅力のアダプター!ただ、届くのに数週間、グリスがベタベタ。。
と問題点もあります。精度はそこそこなので、使用するときは洗浄して使いましょう。
とまぁ、値段なりの問題はありますがこれを使ってA7IVをSS130に取り付けてみました。
ミラーレスでのフラットとSony機特有の問題点
ということで早速、フラット画像を撮ってみました(さっきのD810A.verと条件は同じ)。
そうすると。。
全然違いますね。上下の黒い影が完全に消えてる。
これがミラーレス機の良いところで、ミラーボックスケラれが原理的に発生しません。
当然のことながら圧倒的に補正は楽だし星が変形するといった現象に悩まされなくてすみます。
しかしSony機の場合は別の問題もあって。。マウント径が小さいので周辺ガタ落ちなんですね。
まぁこれは昔から言われていることで対策するためのアダプターまであるくらいです。
僕も持ってたんですけど、手放しちゃったんですよね〜。少し後悔している今日この頃。。
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