NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S が星景写真向きの理由
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S はその高い光学性能の他、星景写真に向く理由があります。
その一つがリアフィルターホルダーの存在で、シートフィルターを挿入できます。
最近の、特に超広角レンズではこのようなホルダーも標準的になってきました。
昔は無理矢理テープで貼り付けていたことを考えると隔世の感がありますね。。
せっかくなのでこれを利用してリーソフトフィルターを入れてみることにしました。
シート状フィルター挿入時のコツと注意点
今や貴重品となってしまったリーフィルター。
これをカットして入れなくてはならないのですが、そうすると14-24専用になる。。
一昔前なら躊躇なくチョキチョキしましたが、しばらく(一日近く)逡巡した挙句
はい。思い切ってカットしました。
しかしよく使うNo.3はとっておきたかったので、滲みすぎるNo.5を加工しました。
少し切り方に注意が必要で挿入する側に「切り掛け」を用意しなくてはなりません。
これがないと途中で引っかかってしまい奥まで入っていきません。
また埃が付着したり混入したりという可能性がありますので使用前にチェックしましょう。
実際に星景写真を撮影してみた
さて、実際に星景写真を撮影してみました。
なかなか良い感じではないでしょうか。しかしNo.5の滲みってこれくらいだったかな?
もっと滲み効果が強くて使いづらいという印象ありましたが、そうでもなかったです。
寧ろ星のサイズが程よく大きくなるため星景用としては適度なレベルだと感じます。
レンズ前面よりもリアの方が滲み効果が薄いとかそんなのあったかな…?
あっ、カメラがいつの間にかZ9かZ7IIに変わっています^^;Z9は人気過ぎるようで…
しかし天体写真用として考えると画質にそこまで大きな違いはないように思います。
コメント
素人考えですが、ミラーレスになったことにより、
フィルターとセンサーの距離が短くなったため、
滲みが弱くなったのでしょうか?
ソフトフィルターは
【よしみカメラプロデュース】 クリップタイプ ソフトフィルター
を使っています。
発売初期に買ったのでNo.1,2を買えましたが、No.5も買い足そうかなぁ。
1~4はほぼ売り切れていますが、手持ちのシートを送れば加工してもらえるようです。
比べてみる必要はありますが、フィルター位置と光束の関係は関係があるように思えますね。
程度によってはマウント選びの参考材料になるかもしれません。
最近はクリップタイプも増えていて僕も検討中です。
今年に入って(ねじ込みですが)スターエンハンサーも出ていて、
このようなタイプもいずれ製品化されないかと密かに待っているところです。
それにしても今でもそんな裏技が残されているんですね。